
SlackBotであらゆる業務を自動化。問い合わせ〜DevOpsまで
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こんにちは、エンジニアの @koga です。
2022/06/27から公開されました Cloud Operator Days Tokyo 2022 のオンデマンドセッションに参加しましたので、ブログでもその内容を簡単にまとめておきます。
Cloud Operator Days Tokyo 2022 セッション動画
セッションでは、PLAIDがすでに取り組んでいるSlackbotを活用した3つの事例を紹介させていただきました。
3つの事例は、あらゆる業務を対象としておりますので、担当しているチームや部署ごとに分けて紹介しています。
- Dialogflowを使用したお問合せBot
- SaaS Admin権限の申請/付与/削除の自動化
- Slackメッセージからissueを作成するSlackアプリ
Dialogflowを使用したお問合せBot
情シスや社内ITと呼ばれるメンバーにて活用している「Dialogflowを使用したお問合せBot」についてです。
開発した背景
- 同じような内容のお問合せがあること
- お問い合わせしているユーザーは変わるのですが、受ける側としては同じような内容を頻繁に聞かれることがありました。
- 例えば、Slackの共有チャンネルの作成方法だったり、Notionのページを社外へ共有する方法だったり。このようなお問い合わせがありました。
- 使用しているSaaSが多く検索に時間がかかる
- PLAIDでは多くのSaaSを活用していることもあり、Notionやesa、GitHubやSlackなど多くのSaaSに情報が保存されている
- 欲しい情報を得るためには、1つ1つのSaaSを検索する必要があり時間がかかる
解決方法
- Slackbotからお問い合わせできるBotの開発・導入を行いました。
- Dialogflowを用いて、自然な会話で検索できるようにした
- 中の人チャンネルを作成し、botで解決できなかった場合は人が対応できる仕組みにした
SaaS Admin権限の申請/付与/削除の自動化
DevOps・SREと呼ばれるメンバーにて活用している「SaaS Admin権限の申請/付与/削除の自動化」についてです。
開発した背景
- 権限に関するお問合せが増えてきた
- 会社が急成長している時期だったため、権限付与の仕組み化が出来ておらず、お問い合わせが増えていました
- エンジニアメンバーの自由度をあげるため
- 権限付与のSTEPが、ボトルネックになってしまう可能性がありました
解決方法
- Slackbotから申請できる仕組みを開発・導入しました
- 申請・承認・解除のlog専用のチャンネルを作成し見える化も実現
Slackメッセージからissueを作成するSlackアプリ
全てのメンバーにて活用している「Slackメッセージからissueを作成するSlackアプリ」についてです。
開発した背景
- Slackにて活発に議論がされている。
- 議論した内容が流れてしまい、探すのに時間がかかることがしばしばあった
- issueを使ったタスク管理を、全社で行っている
解決方法
- SlackからGitHub issueを作成できるSlackApp 「issit」を開発・導入しました
- メッセージからissueを作成できるようにした
- チャンネルとレポジトリを事前に紐付け、簡単に選択できるようにした
まとめ
SlackBotであらゆる業務を自動化した事例を3つ紹介させていただきました。
- Dialogflowを使用したお問合せBot
- SaaS Admin権限の申請/付与/削除の自動化
- Slackメッセージからissueを作成するSlackアプリ
これら3つの事例が、メンバーになぜ使ってもらえるようになったのか。を考えると、コミュニケーションツールとして全員が使っていることが大きな要因ではないかなと思います。
これらを踏まえて、社内コミュニケーションツールであるSlackを活かした 生産性向上の取り組みを継続していきたいと思っています。システムや仕組みが素晴らしいことはもちろん大切なのですが、まず使ってもらえることも同じくらい大切なことではないかなと思います。
最後に、こういった活動をしておりますので、一緒に進める仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけたら、採用ページもぜひご覧ください。